カメさん日報です。
「いい会社をつくりましょう!」という伊那食品工業の社是とその理由を聞いてから、やみつきになり、
毎年、業種業態、規模を問わず、追い求めてきました。
伊那食品工業は、経営理念が取り上げられていますが、実は、経営革新の連続です。
食品業界といったポジションイングの中で、今までの延長線上で行っていたのであれば、高い付加価値が
が上げられないといったことから、
1.寒天の原材料の確保)
2.販売ルートを食品問屋から直接エンドユーザーへ
3.寒天の用途開発
と、次々と手を打ってきています。
今後、右肩下がり、人口減少時代には、単に、経営理念を核にした取組みだけでは限界があります。
今まで以上に、新しい付加価値を創造する組織、集団、個人が求められます。
しかし、こうした変化を感じながらも、
1.自覚していない(感度に鈍くなっている。特に、高齢の経営者)
2.自覚しているが、どのようにしたらいいのかわからない(多くの経営者)
3.自覚して、確実に先を見て手を打っている。(一部の先進的な経営者)
三つのタイプがいます。
私も、2ではないか・・と思います。
しかし、2のままでは、会社の発展どころか、存続も危うくなってしまいます。
イマージョンの存在意義は何か?
存在意義がない会社は、無理して維持しても成長は期待できません。
その中での結論は、いい会社を科学して、再現性を高めて提供していくことに尽きるといった
結論に達しました。
3年程前に書いた「いい会社のつくり方(WAVE出版)」では、多くの方に読んでいただき、
それなりの評価をいただきありがたく思います。
しかし、まだまだ、いい会社の科学!といったレベルにはありません。
しっかりと、いい会社を科学して、イマージョンとしての存在価値を示すためにも、
さらに、企業視察研究と様々の学問との融合を図り、世に問いたいと思います。
まず、取り組むのは、
「幸福度が高い社員は、パフォーマンスが高い」
を証明したいと思います。
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